eblookの文字コードについて
UbuntuのLookupでEBGの辞書がひけないという話があったのでちょっと調べた結果のメモ。 ただし確認できる環境がないので未確認です。
とりあえずEUC-JP以外の文字コードを設定した場合はEBGはひけなさそうな気がします。 eblookは起動後に(日本語の)入出力に使う文字コードを決定し、出力時には内部コード(EUC-JP)を変換し、入力時にはEUC-JPへと変換します。 EUC-JPが指定されている場合は変換処理を行いません。
が、この文字コード変換処理はEBGの書籍を選択した時にも内部コードをEUC-JPとみなしたまま行われているような気がします。 これを回避するにはeblookをEUC-JPで使い、変換処理を行わせないようにする必要があります。
パッケージのことは分かりませんが、Lookup 1.4.1の場合はndeb-program-argumentsがデフォルト値のままであれば
(setq ndeb-process-coding-system 'euc-jp)
で、EUC-JPで動きます。
Lookup 1.3で動いていたものがLookup 1.4.1で動かないという部分と、:codingオプションが効かないという部分はよくわかりませんでした。 Lookup 1.3と1.4.1の間では、eblookの起動時にeuc-jpを使用するようになったくらいで、それ以外の文字コードの扱いは、:codingオプションも含めて変わっていないはずです (eblook側は追っかけてません)。 ですので、上記のようにEUC-JPでeblookを使うようにし、エージェントオプションとして:codingを指定すればよさそうな気がするのですが。
(更にバグっぽい動きも見つけてしまったので)本当はeblookを変更すべきですが、自分のところでは動作の確認が全くできないうえに、EBXA-Cについても視野に入れると大きな変更になりそうなのでちょっと手を出しにくいです。