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水曜日, 12月 04 2024 @ 05:41 午後 JST
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eblookの文字コードについて

Lookup

UbuntuのLookupでEBGの辞書がひけないという話があったのでちょっと調べた結果のメモ。 ただし確認できる環境がないので未確認です。

とりあえずEUC-JP以外の文字コードを設定した場合はEBGはひけなさそうな気がします。 eblookは起動後に(日本語の)入出力に使う文字コードを決定し、出力時には内部コード(EUC-JP)を変換し、入力時にはEUC-JPへと変換します。 EUC-JPが指定されている場合は変換処理を行いません。

が、この文字コード変換処理はEBGの書籍を選択した時にも内部コードをEUC-JPとみなしたまま行われているような気がします。 これを回避するにはeblookをEUC-JPで使い、変換処理を行わせないようにする必要があります。

パッケージのことは分かりませんが、Lookup 1.4.1の場合はndeb-program-argumentsがデフォルト値のままであれば

(setq ndeb-process-coding-system 'euc-jp)

で、EUC-JPで動きます。

Lookup 1.3で動いていたものがLookup 1.4.1で動かないという部分と、:codingオプションが効かないという部分はよくわかりませんでした。 Lookup 1.3と1.4.1の間では、eblookの起動時にeuc-jpを使用するようになったくらいで、それ以外の文字コードの扱いは、:codingオプションも含めて変わっていないはずです (eblook側は追っかけてません)。 ですので、上記のようにEUC-JPでeblookを使うようにし、エージェントオプションとして:codingを指定すればよさそうな気がするのですが。

(更にバグっぽい動きも見つけてしまったので)本当はeblookを変更すべきですが、自分のところでは動作の確認が全くできないうえに、EBXA-Cについても視野に入れると大きな変更になりそうなのでちょっと手を出しにくいです。

タグ: eblook Lookup

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EB Library 4.3.2 is released

Lookup

気付くのに遅れましたが、EB Library 4.3.2が公開されました。 UNIX環境において、ファイル名に大文字を含む動画は、小文字に変換しないと読み込めないバグが修正されています。

eblook 1.6.1+mediaのバイナリも更新しました。

タグ:EB Library eblook

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eblook 1.6.1 for Windows

Lookup

アクセスログを見ているとオリジナルのeblook 1.6.1のWindowsバイナリを探している方がいるようなのでメモ。

私が知る限りでは、公開されているeblook 1.6.1のWindows用バイナリとしては、MeadowのNetinstall用にこせきさんがビルドされたもの (バイナリ自体はこちら)と、Naoaki Okazakiさんがビルドされたものが存在します。

いずれもEB Library 4.2.2のWin32用のバイナリに含まれるeb.dllが必要です。 eb.dllのみが欲しい場合は、はこせきさんが公開しているバイバリと同じところか、うちのサイトにあります。

タグ:eblook

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Lookup 1.99の更新

Lookup

SourceForge.netで公開されているLookup 1.99ですが、先程、CVSリポジトリにLookup 1.4, Lookup 1.4+mediaでのマルチメディア拡張等が取り込まれました。 川幡さんによるコミットで、川幡さんが独自に作業された部分も含まれているようです。

ただし、川幡さん自身はEmacs23でしか動作確認していないそうです。 UTF-8なファイルがあるのでそのファイルが読めることは必須条件ですが、Emacs22以前での動作は今のところ不明なようです(私もまだ確認していません)。 Lookup 1.99を使用されている方、試してみたい方はどうぞ。

(2007/07/19 追記) 現在のCVSリポジトリから取得できるものがNTEmacs 22.1で動作するのを確認しました。 ただし、確認といっても広辞苑第五版で検索と図の表示だけしか見ていません。

タグ:Lookup

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eblookとreadline

Lookup

NetBSD環境が使えるようになったのでEmacs, Lookup, eblookとインストールしてみました。

どうもeblookはreadlineを有効にすると動作が怪しくなるようです。 丸山さんのところのように落ちはしませんが、pkgsrcでインストールしたreadline-5.2をリンクすると多くの日本語を含んだ文字の検索ができなくなります。 iconvを外してみたりもしましたが結果は変わりませんでした。 Lookupから使う分には必要のない機能なので、リンクしないという後ろ向きな方法で回避しておく事にしました。

ついでに、BSD makeだとLookupのmakeに失敗することに気がつきました。 こっちはできればどうにかしたいです。

(2007/05/29 追記) BSD makeについてはどうにかしました。 手元の環境ではBSD makeでもGNU makeでもmakeできるようになりました。

(2007/05/31 追記) readlineについてですが、pkgsrcでインストールしたreadlineのライブラリにリンクはしていましたが、ヘッダファイルはシステムに付属のものを読み込んでいたというオチでした。 正しいヘッダファイルを指定すれば問題なく動作しました。 また、NetBSDに付属の(多分)libeditを使用した場合は動作がおかしくなりました。

タグ:eblook Readline NetBSD