EPWINGのCATALOGSファイルを編集する (2025年に)

今更感のする記事ですが、今やっている人がいたので。
EPWINGは1つの書籍に複数の副本を含めることができます(ここでいう書籍・副本はEB Libraryにおける用語です)。 そうすると、中には自分では使わない副本が含まれている書籍も存在したりします。 そういった書籍から使わない副本を取り除いたりするためには、CATALOGSファイルを編集する必要があります。 ですが、このファイルはバイナリファイルになるので、通常は編集に対応したツールを使用します。 2025年現在でもあまり手間暇かけずに使用できる手段を紹介しておきます。
- WindowsのGUIから編集する
-
EBWin4に含まれるEBShrink2で可能です。 圧縮が主な機能ですが、副本の追加・削除も可能になっています。 EBMacにも入っているそうですが、Macは使ってないのでよく知りません。
- UNIX系のOSで編集する
-
もちろんCygwinとかでも通用します。
- FreePWINGやFreeUWINGに含まれるPerl版のcatdumpが使用できます。 通常はパスの通っていない$PREFIX/libexec/free[pu]wing/以下にインストールされます。
- EB Libraryに含まれるebrefileでも副本の削除が可能です。
最後に手間暇かける方法です。
- epwutilまたはebutilsをコンパイルする。 catdump.cのgetline関数が標準の関数と衝突するので、これを変更すればとりあえずバイナリは作成されそうです。 いずれも動作確認はしていません。
catdumpについてはebutils版が一番機能的には優れていたと思いますが、副本を取り除くだけだけならどれでも問題ないはずです。 尚、ebutilsは私が知る範囲では電子辞書オープンラボのcvsリポジトリでしか公開されていません。
タグ:EPWING EB Library FreePWING FreeUWING catdump epwutil ebutils