FLIMの新機能

日曜日, 7月 07 2013 @ 09:35 午前 JST

投稿者: kazuhiro

私的に使用しているFLIMの改造版wanderlust/flim@githubに取り込まれたので、新機能について簡単に解説します。

built-in GnuTLSによるSMTPでのSTARTTLS接続のサポート

Emacs24以降ではGnuTLSライブラリの組み込みがサポートされていますが、これが有効になっている場合にはSMTPでのSTARTTLS接続に利用されます。 この機能を明示的に無効にしたい場合は変数smtp-use-gnutlsnilに設定してください。

RFC2231準拠なエンコーダの取り込み

flim-1_14-rfc2231-encoderブランチの変更をマージし、非アスキー文字からなる添付ファイル名はRFC2231に準拠した形ででエンコードするようにしました。

LIMITっぽいエンコーダの実装

非アスキー文字からなる添付ファイル名に対してOutlookのようなエンコードを行うエンコーダを実装したのかLIMITから取り込んだのかすっかり忘れてしまいましたが、とにかく入ってます。 ただし、通常は有効にされていません。 例えば以下の様にmime-header-encode-method-alistの値を設定してください。

(setq mime-header-encode-method-alist
      '((eword-encode-Content-Disposition-field-body-broken-mime
         Content-Disposition)   
        (eword-encode-Content-Type-field-body-broken-mime Content-Type)
        (eword-encode-address-list
         Reply-To From Sender Resent-Reply-To Resent-From
         Resent-Sender To Resent-To Cc Resent-Cc Bcc Resent-Bcc
         Dcc)
        (eword-encode-in-reply-to In-Reply-To)
        (eword-encode-structured-field-body Mime-Version User-Agent)
        (eword-encode-unstructured-field-body)))

応用・注意点

タグ:Wanderlust FLIM

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